Mifflin-St Jeor式について

Mifflin-St-Jeor式で基礎代謝量を計算する自動ツールのバナー
Mifflin-St-Jeor式の自動計算

ハリス・ベネディクト式を超える「現代の新基準」

Mifflin-St Jeorの式
(ミフリン-セントジオール)

性別・体重・身長・年齢から基礎代謝量を計算し、活動係数とストレス係数をかけて推定必要エネルギー量を算出します。臨床・栄養管理でも広く使われる計算式です。

✅ 基礎代謝量
  1500 kcal /日

✅ 推定必要エネルギー量
  2250 kcal /日

活動係数(AF)の参考値
状態係数
ベッド上安静1.2
ベッド外活動1.3
日常生活が可能1.3 ~ 1.5
ストレス係数(SF)の参考値
状態係数
日常生活・手術後(合併症なし)1.0
長管骨骨折1.15~1.30
1.10~1.30
重症感染症、多発障害1.20~1.40
多臓器不全1.20~2.00
熱傷1.20~2.00
腹膜炎、敗血症1.10~1.30

※ Mifflin-St Jeor式は、個人の性別・年齢・身長・体重に基づいて基礎代謝量(BMR)を推定する計算式です。
※ 栄養管理やエネルギー必要量の初期評価において、広く使用される理論値です。
※ 計算結果はあくまでも目安です。体調や個人差によって異なる場合があります。

必要エネルギー量の算出について

基礎代謝量とは

基礎代謝量とは、生命を維持するために最低限必要なエネルギー量のことです。
私たちが何もしていなくても、呼吸や心臓の拍動、体温維持などの活動のために体はエネルギーを消費しています。これが「基礎代謝」と呼ばれるものです。

特に健康維持やダイエット、栄養管理、スポーツ栄養の観点から、自分の基礎代謝量を把握することはとても重要です。

このツールの目的

Mifflin–St Jeor(ミフリン・サン・ジョール)式は、近年もっとも信頼性が高いとされる基礎代謝量(BMR:Basal Metabolic Rate)の推定式です。

現在の一般的な体格や生活習慣に基づいて作られており、
従来使用されていたハリス・ベネディクト式よりも、
現代人の基礎代謝をより正確に推定できる式と言われています。

計算には体重・身長・年齢・性別の4つを使用し、安静時に消費されるエネルギー量を求めます。
さらに活動量による消費を反映するため、活動係数を掛けて推定必要エネルギー量を算出します。

計算式の仕組みと具体例

ここの式は、以下のシンプルな数式を用いて算出されます。

【男性の計算式】
(10 × 体重kg) + (6.25 × 身長cm) - (5 × 年齢) + 5

【女性の計算式】
(10 × 体重kg) + (6.25 × 身長cm) - (5 × 年齢) - 161

【計算例:30歳女性・身長160cm・体重55kgの場合】
(10 × 55) + (6.25 × 160) - (5 × 30) - 161 = 1,239 kcal/日

ハリス・ベネディクト式と比較して、より現実的な(高すぎない)数値が出やすいのが、現代の栄養管理において支持されている理由です。

入力項目について

性別
男性・女性で筋肉量に差があるため、式が異なります。正しい性別を選択してください。

年齢
加齢とともに筋肉量が減少するため、基礎代謝量も低下します。正しい年齢を入力することで精度が高まります。

体重(kg)
体重は基礎代謝量に大きく影響します。実測値が推奨されます。

身長(cm)
身長が高いほど、体温維持などに必要なエネルギーも増えます。センチメートル単位で入力してください。

検査結果の見方

計算結果として以下が表示されます。
●基礎代謝量(kcal /日)
  1日の安静時消費エネルギー。
●推定必要エネルギー量(kcal /日)
  活動レベルに応じた、1日の総消費エネルギー量の目安。

検査結果として表示される「基礎代謝量」と「推定必要エネルギー量」は、それぞれ異なる意味を持ちます。まず、基礎代謝量とは、何もせず安静にしている状態でも消費されるエネルギー量のことです。呼吸や体温維持、心臓の動きなど、生命を維持するための最低限のエネルギー消費を示しています。
一方、推定必要エネルギー量は、基礎代謝量に日常の活動レベルを加味したもので、実際に1日に必要とされる総エネルギー量の目安です。活動レベルが高いほど、推定必要エネルギー量も増加します。

結果はあくまで推定値であり、筋肉量や体脂肪率、生活習慣、健康状態によって個人差があります。そのため、数値を参考にしながらも、日々の体調や体重の変化を観察し、適切な食事や運動計画を立てることが大切です。
もし結果に不安や疑問がある場合は、医師や栄養士など専門家に相談することをおすすめします。

管理栄養士が教える「使い分けの極意」

どの式を信じればいいか迷った時のガイドです。

  • ハリス・ベネディクト式との違い: 一般的に、ミフラン式の方がハリス式よりも数値をやや控えめに(保守的に)算出します。「ハリス式で計算して食べているけれど、なかなか体重が落ちない」という方は、このミフラン式の結果を基準にすることをお勧めします。
  • 使い分けの基準:
    • アスリート・筋肉質の方 = JISS式
    • 一般の方・ダイエット中の方 = Mifflin-St Jeor式
    • 医療現場・標準を知りたい方 = Harris-Benedict式

算出した数値を「体質改善」に繋げる

算出した基礎代謝量に活動係数を掛けた「推定必要エネルギー量」は、あくまで「今の体型を維持する量」です。

もしあなたが「健康的に体重を落いたい」と考えているなら、この数値から無理のない範囲(まずはマイナス100〜200kcal)で食事を調整してみましょう。この式は現代人の代謝データに基づいているため、算出した数値を信じて継続することで、リバウンドのリスクを抑えたダイエットが可能になります。

注意点・補足情報

● 本ツールの結果は平均的な基準に基づく推定値です
● 個々の体組成や生活状況により前後することがあります
● 医療・競技目的での栄養管理には専門家への相談が望ましいです
● 筋肉量の多いスポーツ選手などは、別の推定式(JISS式など)を使用するとより正確になる場合があります
● より個人に適した計算式や代謝モデルについては、以下のリンクをご参照ください
  → JISS式(アスリート推奨) 
  → 基礎代謝基準値┃日本人をベースにした基準

よくある質問(FAQ)

Q. なぜハリス・ベネディクト式より数値が低く出るのですか?
A. 現代人は昔に比べて筋肉量が減り、体脂肪率が高まる傾向にあるためです。ミフラン式はその体組成の変化を考慮しているため、より実態に即した「低めの数値」が出るようになっています。

Q. どの計算式が一番正しいのですか?
A. 「正解」は一つではありません。ミフラン式は多くの研究で「一般成人の推定において最も誤差が少ない」と評価されていますが、最終的には自分の体重推移を見ながら調整することが大切です。

スポーツ栄養士/管理栄養士からのひとこと

多くの計算式があって迷ってしまうかもしれませんが、それだけ人間の体は複雑で、個性が豊かだということです。ミフラン式で出た結果は、現代を生きるあなたの体に寄り添った一つの答えです。この数値を味方につけて、今日からの食事をより楽しく、前向きなものに変えていきましょう。

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