基礎代謝基準値の利用
性別・年齢・活動係数を入力すると、基礎代謝基準値および推定必要エネルギー量(kcal/日)を表示します。
※本ツールは厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」に基づいた基礎代謝基準値を使用しています。
※ストレス係数(外傷・熱傷等)は考慮していません。必要に応じて Harris-Benedictの式をご参照ください。
※表示される数値はあくまで目安であり、個人差があります。
基礎代謝量とは
基礎代謝量とは、生命を維持するために最低限必要なエネルギー量のことです。
私たちが何もしていなくても、呼吸や心臓の拍動、体温維持などの活動のために体はエネルギーを消費しています。これが「基礎代謝」と呼ばれるものです。
特に健康維持やダイエット、栄養管理、スポーツ栄養の観点から、自分の基礎代謝量を把握することはとても重要です。
このツールの目的
このページでは、日本人の基礎代謝基準値(性別・年齢に基づく平均値)を用いて、あなたの体重から1日の推定基礎代謝量と推定エネルギー必要量を自動で計算できます。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)エネルギー」に基づいた方法を使用しています。
入力項目について
性別:基礎代謝基準値は性別によって異なるため、必ず選択してください。
年齢:年齢によって基準値が大きく変化します。
体重(kg):体重1kgあたりに基礎代謝量の目安となる数値(kcal)を乗じて算出します。
検査結果の見方
計算結果として以下が表示されます。
●基礎代謝量(kcal /日)
基準値 × 体重 で算出された、1日の安静時消費エネルギー。
●推定必要エネルギー量(kcal /日)
活動レベル(低・中・高)に応じた、1日の総消費エネルギー量の目安。
この数値をもとに、日々の食事摂取量や栄養設計の目安として活用できます。
注意点・補足情報
● 本ツールの結果はあくまで推定値であり、個々の筋肉量・代謝・生活習慣により前後します。
● 医療目的での利用や、厳密な栄養管理には専門家の指導を受けてください。
● 厚生労働省が公表している基準に基づいており、日本人に適した推定式です。
● より個人に適した計算式や代謝モデルについては、以下のリンクをご参照ください
→ JISS式(アスリート推奨)
→ Harris-Benedict(ハリスベネディクト)の式
よくある質問(FAQ)
Q. 基礎代謝と消費カロリーは違うの?
A. 基礎代謝はあくまで「安静時の消費エネルギー」で、運動や生活活動によるエネルギーは含まれません。日常生活全体の消費カロリーは、運動量を加味した(活動係数を乗じた)「推定必要エネルギー量」で考えます。
Q. 活動係数とは?
A. 日常の活動レベルに応じて、基礎代謝量に掛ける係数です。
例:デスクワーク中心なら1.5、運動習慣がある人なら1.75〜2.0など。
Q. 結果が思ったより低いのですが?
A. 筋肉量や体温、生活習慣によって実際の代謝は変動します。
あくまで平均的な基準値に基づく推定値です。
関連リンク
👉 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
👉 JISS式 基礎代謝量計算(アスリート向け)
👉 Harris-Benedict式 基礎代謝量の計算(医療者向け)
👉 基礎代謝基準値┃日本人をベースにした基準値
👉 厚生労働省|加齢とエネルギー代謝(e-ヘルスネット)
👉 厚生労働省|1日のエネルギー消費構成(PDF)